Concert

2012年4月アーカイブ

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日本で活躍中の丹羽 名甫(めいゆう)さんの個展「墨の響き」がパリマドレーヌ寺院で開催された。
ご招待状を頂き夫と娘で訪れる。

久しぶりに晴れて気持ちの良い日だった。ご本人は開催前よりずっと毎日ご多忙だったとお察しする、この日はちょうどお会い出来なくて、入り口で係りの男性に名前を言ったらメッセージカードで渡してくれた。

丹羽さんの心遣いに感動しながら、ワインのラベルから大きな作品まで多岐にわたり、すでに買い手の決まった作品もあった。抽象画もあれば書もあった。墨の美しさにも感動。
ダイナミックなタッチとコントラストを描くように繊細な水彩画が目を引いた。

美しい漢字の筆致、日本語がわかって良かったと思えたので娘や夫にも説明。娘も大変気に入ってよく鑑賞している。
ひととき癒される空間だった。
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(右写真・寺院の外側に宣伝の幕が。)

近況

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田舎で数日過ごし、明日もう帰宅、ゆっくり出来たけどすぐに帰る日はやってくる。 

太陽は全くほとんど現れない数日。国内全体がそうらしい。大統領選は極右派が伸びて話題になっている、フランスは迷走していないと思いたい。 

さて9月にまたパリのサンルイ島で、今度はパオロ・ヴィグナロリというイタリア出身のフルート奏者と共演する予定。スイスのニカッティ現代音楽コンクールで第一位、フランスのJeunes Talents 第一位、等のコンクール歴を持ち、現代音楽をよく理解する素晴らしい演奏家。今パリに住み作曲を学び続けながら教えている。 
アンサンブル、独奏でルツェルン音楽祭に招待されるなど活躍。http://www.paolovignaroli.com/ 

プログラムにモーツアルトやハイドンの古典ソナタのほか、ドビュッシーの牧神の午後の前奏曲 (ピアノとフルートの作曲家による編曲版)や、イタリア現代作曲家のマウロ・ランザの作品を演奏予定。 

さきほど現代作品の楽譜と音源が届いた。 
聴くのにダウンロードがひどく時間がかかるので今晩はやめることに。 

それにしても難しそうな楽譜で辟易。しかも手書き譜。 
「余り難しくないと思う」とメールにあった・・。

田舎へ5日ほど休暇と義父の亡き後の事務処理等に来ている。   

ここのところ同僚に頼まれ学年度末のピアノ科試験の審査を彼女がディレクターをする学校で務めたり、5月と6月の講師コンサートの曲目も次々と他の先生達との演奏が決まり、生徒達も試験曲をさらう時期になり、選曲、指導と忙しさに追い討ちがかかった。

さらに5/6のヴァイオリンとピアノデュオのコンサートの準備と、日本のリサイタルの準備手続き、また生徒の発表会も二校で先日行われた。              

一昨日ピアノ音楽教授の国家資格DEを、実績を評価するVAE(Validation d'aquise d'experiences )という制度による審査の一次書類審査合格の通知を受け取った。この書類を整えるのにかなりの時間と労力を、3月に費やした。分厚い書類を3部、二箇所の公的団体に提出するのだ。夫の多大な協力も忘れてはならない。感謝。

二次審査も書類。10月末に提出。 三次は来年春面接。
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この資格のための本来必要条件のひとつ、国立音楽院の金賞かプルミエ・プリの取得は入学に年齢制限があるため、パリ留学を決意した時点の選択肢は私立のみ。エコールノルマル音楽院のディプロムはDEの試験資格として認められていないシステム。さらに外国人国籍であることは、何の特にもならない。 
国立と私立は相性が悪いのだ。                                 

がここ数年、VAEの制度によって、資格に通ずる経歴、職歴を学歴の代わりに審査の対象とするシステムが出来た。保持するディプロム(国立以外)も考慮される。通算300数時間以上の職務体験(資格に関わる)が必要であり、これには演奏会や録音などの仕事も全て含まれる。

労働契約書、支払い明細、勤務時間等全てを証拠書類として提出する。または対象の仕事先の雇用主の署名が必要だ。

全てを合計すると資格条件を満たしていた。提出日締め切り二日前に書留で提出。

自分がこういう資格に挑戦するとは今まで思ってもみなかったが、ピアノの仕事もフランスで20年余経った今、このようなチャンスに遭遇したのは偶然ではないと思う。

まだこれから先があるが、励みの一つになった。
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先日のサンルイ島での演奏会。なかなかお客様も入り雰囲気も良かった。イザベルの好演。

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いつ何が起こるか瞬時にして変わる事もある状況。 譜めくりがタイミング早すぎて戻して弾く場面もあり、ヒヤッとした。


今DVDで演奏を聴きなおした。 

ほとんど奇跡的に好評裡に終えることが出来て、皆様に感謝、譜めくりしてくれた知人にも感謝。 
良い選曲だったと思う。ピアノは難しかったが。 アンコールにフォーレのシシリエンヌ。

さてピアノの状態は会場のピアノは多少がたが来ていると思えるタッチもあり、不揃いな面があった。低音がものすごく響くので抑え気味に弾く必要があったり、照明は乾燥度を高め、音が変わるという気がした。またイザベルとの演奏ではふたを閉める必要があった。 

良かったのは彼女の演奏と、私達のお互いのエネルギーだった。
いずれまた画像をアップしたいと思います。 


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