Concert

2012年3月アーカイブ

ドビュッシーはショパンの音楽が好きで大変影響を受けたという。

調性、内声の動き、ハーモニーの移り変わりに至るまで、ピアノ曲においてはショパンの右に出る作曲家はいなかったといえよう。

それほど彼の音楽は独自でしかも普遍的である。

ドビュッシーのピアノ曲の色彩と音の響きはまさにショパンの音楽なくしては生まれなかっただろうと思われる。

前奏曲集は確かに一見何の類似もないように思われる。しかしすでに前奏曲集をドビュッシー自身の音楽として書こうと思った背景にはショパンの前奏曲集がある。
またピアニストとしてショパンの影響を受けなかった者がいるだろうか。

一曲ずつを弾いても音楽的に独立しているが全曲を弾いた時にも曲同士の有機的な関連があり、まさに大きな一つの作品として姿を現す。

ドビュッシーの前奏曲集は一度ならずシリーズのつもりとして全曲を分けて弾いたことがあるがまた再度取り組みたいと思う。

年月を経てまた曲への理解も新たになることが最近とりわけ感じられるからだ。

エチュードにしても、ショパンのエチュードを機として、音楽としてのエチュードをドビュッシーは作曲した。

ショパンに関してはこれだけ多くのピアニストが録音している事実もあり何故あえて弾くのかという問いになるだろう。
好きな作品はショパンにては異なる。ショパンのいわゆる大曲より、私は小品が好きなのである。
スケルツォやバラード、ソナタも素晴らしいが、ノクターンやポロネーズ、マズルカといった作品に彼の詩心がよく反映されているように感じられる。

20世紀後半にモーリス・オハナがショパンードビュッシーの延長線上に練習曲集を書いている。ユニークな音のパレット、かつフランス的な和声感覚。彼自身がドビュッシーの影響を認めている。

余り演奏されていないがいずれ挑戦してみたいと思う。


モーリス・オハナの公式サイト









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←コンサートも無事終わり、嬉しそうな(ほっとした)二人。

私は関節リウマチ。彼女は気管支炎とすごい状況だったが本当に良く乗り越えられたと思う。

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熱唱 石井友子さん→




↓この写真だと大勢いないようにも見えるが、左の端にピアニストの背中を見るような角度でかなりお客様がいた。右端もずっと埋まっていた。早目に来たお客様には1時間前から座っていた老婦人もいた。

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調律師は予定より遅れ一時間前に駆けつけたのでぎりぎりで私がチェックする間もなく開場。ピアノのタッチは不揃いで、ホールの暖房を最初から切って雑音を防ぐため、寒くて一部途中から指がかじかむ。

そんなことがあり得るのは全く私達にしか分からない事かもしれない。
それでも満場の拍手で終了した時には嬉しかった。


昔からギターがすきだったのに弾くと指が痛いため、いくつかコードを覚えてフォークギターを弾いてみてあきらめた。 

中学生の頃。 

ギターを操れる人は宇宙人に違いない。 

こんなややこしい楽器が弾けるのは素晴らしい。鍵盤に比べて何にも目印がないではないか。 

ヴァイオリンはさらにひどい。こんな難しい楽器は世界を見てもそうないだろう。 

5月6日に共演する予定のプリシルは若いママだが素敵な笑顔で天使みたい。ぴかぴか(新しい)コンヴァトで講師をしていてカルテットの演奏にも携わる。忙しい人だ。でも穏やかな物腰で、ヴァイオリニストっていいなと思わされる。 

一度今度のプログラムで演奏したらまたどこかで演奏したいとお互い言っている。かなりの練習を要するから、一度では何だかもったいない。きっと来年また共演するだろう。 

フルート奏者のイザベルととても前回気持ちよく練習が出来て満足。勿論まだ私自身足りないところはあるにせよ、全体像がはっきりした。素晴らしい選曲だ。 

彼女は正直でストレートな人だ。演奏も情熱と静けさが同居している。若くても色々と世の中を見たせいか、良い意味で大人だ。 

良い出会いがあって嬉しい。(写真はプリシル ・4/6のポスターはイザベルが製作してくれた) 


近況

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5月6日にコンサートで共演するヴァイオリン奏者のプリシルと今日パリの彼女の自宅で合わせ。フォーレを練習。とても早いパッセージ、調性など、変化に富み大変難曲。
美しいのですっかり気に入っている。

昼にオペラ座の階段で大学の同窓生と再会。彼は一年間アメリカから日本へ留学、その後ワシントンやパリを経てアメリカ軍の科学研究者になった。
家族連れでドイツとフランスを旅行中。パリでランチを日本食やさんでとった。
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実に30年ぶりの再会。アメリカ人の奥さんとお子さんと、初めてお目にかかった。

コンピューターを最新のものにした。といっても家庭用。自分のはポータブル、これで十分。







週末は家で物の整理をしたり、普段しない洗濯機回りの掃除をしたり?、ファブリックで模様替えを少しした。 

娘はレッスンだったのでパパが運転手で往復。その間に上の作業と、ピアノ(電子ピアノでヘッドフォン。週末はご近所に気を使うため)でショパンの前から弾きたい曲をさらった。 

大事なのは自分からしたいと思ったことをしたこと。気の向くままに行った。 
すっきり。 いつか弾きたいと思っている曲もヘッドフォンヘッドフォンだと読譜がしやすい。人の耳が気にならないため。もちろん本当の練習は電子でなく本物のピアノでないと出来ないが。 

おとといの晩に久しぶりに「戦場のピアニスト」がTVで再放送、これに刺激を受けたのか、ショパンの以前から弾くつもりでいた曲が脳裏に蘇ってきた。弾きたいのは映画と関係ない曲だが、すぐには弾けない(難曲だ)、今始めればいつかは弾けるようになる(はず)。 

土曜のお一人様、昼食は極力楽をし、スパゲティボロネーズ(ソースは有機のもの)、サーディンの缶詰と、サラダ、ボルドーのワイン。チーズはブリとかがあったので、デザートをそれですます。 

一人の時はtvの前。ゆったりした心地を味わいつつ・・・コーヒーを飲みのんびりとしているとあっという間に二人とも帰ってきた。 
Cyber shotというソニーのカメラを買ってきた夫はご機嫌だ。 
娘も喜んでさっそくカシャカシャと撮っている。 

夕食の前に雛祭りのお祝いをしたいと思ったが甘酒がないのでカクテルを作る。 

ラム酒を少しと、フランボワーズ(ラズベリー)のシロップ、それにオレンジ100%のジュースを混ぜるだけ。色もきれいだし簡単。ワイングラス 

ARTEテレビでランヴァンのファッションショーのメイクオフをやっていた。面白くてつい全部見た。素敵な人だ。デザインも優雅でどれも素敵。